われわれの事業は何か

2010年02月23日

 あらゆる組織において、共通のものの見方、理解、方向づけ、努力を実現するには、「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。

 自らの事業は何かを知ることほど、簡単でわかりきったことはないと思われるかもしれない。鉄鋼会社は鉄をつくり、鉄道会社は貨物と乗客を運び、保険会社は火災の危険を引き受け、銀行は金を貸す。しかし実際には、「われわれの事業は何か」との問いは、ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。わかりきった答えが正しいことはほとんどない。「われわれの事業は何か」を問うことこそ、トップマネジメントの責任である。

                      『マネジメント 基本と原則[エッセンシャル版]』より引用  


 われわれの事業は何か。何であるべきか。

 ドラッカーの有名な問いかけである。

 昔からこの問いかけを聞いてはいたが、うまく答えられなかった。

 なぜこんな質問に答えなくてはいけないのか、なぜ事業を限定しなくてはいけないのか、理解できなかったし、答える自信もなかったのだ。

 しかし、経営者となって、いろいろなトラブルに直面しているうちに、いったい自分の事業は何なんだ!?と、自ら考えざるを得ないような状況になっていった。

 明日に続く。

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 参考文献:『マネジメント 基本と原則[エッセンシャル版]』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | Comments(0) | ドラッカー

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