マネジメントが経済と社会の発展をもたらす。経済と社会の発展はマネジメントの結果である。発展途上国など存在しない。あるのはマネジメント途上国である。
140年前の日本は、あらゆる尺度から見て途上国だった。しかし、日本は優れたマネジメントを生み出した。日本の成功は、マネジメントが原動力であり、経済発展はその結果であることを示した。他の国の経験もこれを裏づけている。資金しかなかったところに、経済発展は見られなかった。マネジメントの力によって人間のエネルギーを結集したところでのみ、急速な経済発展を見ることができた。
『ドラッカー 365の金言』 2月20日の節より引用
長い引用になってしまったが、マネジメントについての、ドラッカーの強い信頼感が出ている文章である。
マネジメント、マネジメント、と言葉では言うが、本当のところ、いったい何のことを言っているのか、私もある先生から教えてもらうまで真の理解は出来ていなかった。
発展途上国のことを、マネジメント途上国とはよく言ったものだが、当社も含めて、マネジメント途上企業は多いのではなかろうか。
長く継続している組織でマネジメント体制をつくる改革をしようとすると、必ず抵抗勢力が現れる。旧来の考え方をしている人が思い通りにならなくなるからだ。
小さな組織でも、それなりの利権(あるいは楽をしている部分)があり、どうしても変えたがらない。
こういう場合には、改革のための、トップの強い推進力とリーダーシップが欠かせない。

参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
| Comments(3) | ドラッカー
この記事へのコメント
マリリン |2010年02月20日 20:21
マネジメント何って難しいですね。
良く読みましたら意味が分かり勉強になりましたよ。
マリリン |2010年02月20日 20:26
挨拶もしないですみません。社長さん今晩は、風邪などひかないようにして、下さい
米津仁志
|2010年02月20日 21:39
マリリンさま
こんばんは~コメントありがとうございます。
マネジメント・・・難しいですよね・・・私もある先生から教わるまで、よくわかっておりませんでした。最近ようやくわかりかけてきたところです。
私は30代後半から丈夫になって、なかなか風邪をひかないのですよ。
もう5年以上ひいていないと思います。
マリリンさんもお気をつけくださいませ。
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