知識もさしてなく、仕事ぶりもお粗末であって判断力や行動力が欠如していても、マネージャーとして無害なことがある。しかし、いかに知識があり、聡明であって上手に仕事をこなしても、真摯さに欠けていては組織を破壊する。組織にとってもっとも重要な資源である人間を破壊する。組織の精神を損ない、業績を低下させる。
『マネジメント 基本と原則[エッセンシャル版]』 p148より引用
ドラッカーは、マネージャーにとって不可欠で、始めから身につけていなくてはならず、後天的に学ぶことが出来ない資質として、「真摯さ(integrity)」をよくとり上げている。(『マネジメント』p130)
引用した上記の文章でも、かなり強い調子で真摯さの必要性を説いている。
真摯さとは、ただ真面目でひたむきならばよい、という意味ではなくて、目標達成のために、自分の内面に強い規準、規範をもっている高潔な姿のことを言うのだろう。
後天的には学べない、とドラッカーは言いますが・・・
いろいろな本を読んで、先哲の教えから学びたいことです。

私の関連したブログ:『リーダーシップと真摯さ』
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e377243.html
参考文献:『マネジメント 基本と原則[エッセンシャル版]』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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