社長の人事

2010年01月21日

 経済の状況が大激変している昨今、中小企業が活き活きと営業を続けていくためには、人事の面でも、戦略をもって変革していく必要があります。

 社員たちは世の中に数多ある会社のなか、何らかの縁があってうちの会社に入社してくれたのです。
 
 経営者としては、社員たちに、幸せな人生を送っていただきたいと思いますし、仕事を通じて人格を高めてほしいと思います。

 しかし、ただ優しくすればよいということではないのです。

 悪いことは悪いと指摘し、状況によってはルールによって降格など本人の不利益になることもせねばなりません。

 短期的には厳しいことですが、長い目で見たときには、本人のためにも、会社のためにもなります。

 いちばん仕事が出来ない人にレベルを合わせてしまっては、会社は存続できないでしょう。

 『社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社』は、人事コンサルティングの会社を経営されている樋口弘和さんが、採用や人事の鉄則を分かりやすく教えてくださる書籍です。

 新しい気づきがいくつもありました。

 例えば、過去の業績をみて採用した中途入社の社員には、賞味期限があるという考え方です。

 その経験やスキルというのは実に頼りないもので、それを出し切ってしまえば、2~3年で役目が終わってしまうといいます。

 中途社員でも、新しいことに挑戦したり、今までやってこなかった業務に取り組んだり出来る、素直な、向上心のある人を採用せねばなりません。

 実際のところ、うちの会社でも、過去は過去として、新しいことに挑戦してくれる社員が伸びています。

 経験やスキルだけを振りかざす人は、本当の意味で会社に貢献することが出来ないのです。

 人事で困っておられる中小企業の社長さまにはぜひ読んでいただきたい本です。   
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 参考文献:『社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社』 樋口弘和 (幻冬舎)
 

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