マキャベリズムは学ぶことに意義がある

2009年12月08日

 このところ、何回か『マキアヴェッリ語録』より引用いたしましたが、おとなしい言葉だけを選んでおりまして、実は私のブログには書けないような、もっともっと恐ろしいことが書かれているのです。

 人の上に立つ者はマキャベリズムを学べと聞いたことがあります。

 ある組織において、リーダーの能力や行動に問題があったり、様々な事件があったとしても、その組織を維持できているということは、そこに何らかの理由が存在しているのです。

 この本を読んで、政治家やら、実業家やら、身近な人やら、いろいろな人物を想像していたら、そのガバナンスの要諦がだいぶ見えてきました。

 ただ、少々うんざりした気持ちになったのも事実です。

 この方法で組織を永続させることが出来るかどうかは疑問です。(この方法が正義かどうか?と問うと、マキャベリに、そんなの関係ねえ!と言われそうです。)

 現代は、情報がディスクローズされていますし、情報が統制されていたとしても、どこかで漏れていきます。情報の伝達速度も速いです。
 マキャベリの時代とは環境が違っているのです。マキャベリズムが馬脚を露すという可能性もかなり高いです。
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 参考文献:『マキアヴェッリ語録』 塩野七生 (新潮文庫)
 

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