家族が仲良く過ごすには

2009年07月22日

 小林正観さんのご著書『すべてを味方 すべてが味方』に、
「自分の中で家族というものを"特別視"さえしなければ、悩み、苦しみの九割はないであろうに」
 という一文がありました。

 宇宙的なレベルでものを考えていくと、親子とか、家族とか、他人とかいう区別はなく、すべての魂は同心円、等距離にあるそうです。
 夫婦という名の他人、親子という名の他人、すべては家族という今生での縁であり、そういうことにとらわれずに、目の前にいる人すべてが大事であるということです。

 家族内のトラブルは、
 「自分の妻だからわかってもらえるはずだ。」
 「自分の子供だからわかるはずだ。」
 「自分の兄弟だからいつかは理解してくれるはずだ。」
 という強い想いが、問題を起こしてしまうのではないかと私は常々考えておりました。
 でも、「家族だから」と思うことが、良いことなのか、良くないことなのか、私の中では、はっきり答えが出ていませんでした。

 家族だからこそ、という想いは、そもそもは、家族にもっとよくなってほしいという優しい愛情から来ているのです。
 家族のことを愛しているからこそ、直してほしいところ、変わってほしいところが、他人を見るよりも、余計に目についてしまいます。何が何でも絶対に直してほしいと思ってしまいます。

 そして、そういう強い思い込みが、他人には言わないような強烈な言葉や責めや追い込みになってしまったり、逆に、特別な甘さになってしまったりするのです。

 小林正観さんの書かれているように、家族というものが、家族という名のついた他人だと思えるのならば、相手を簡単に理解することは出来ないし、理解してもらえるはずもないから、もっと落ち着いて対応をしようと思えるのです。

 家族という今生の縁はとても大切なものですが、特別視しないで、気楽に付き合っていけば、いつまでも仲良く過ごせそうですね。

 参考文献:『すべてを味方 すべてが味方』小林正観 (三笠書房)
 

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