金木犀の甘くさわやかな香りが漂い始めました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
日頃は大変お世話になっております。誠にありがとうございます。
さて、先月のブログでは、ドラッカーの「われわれの事業は何か」という問いをご紹介しました。続きを読んでみます。
われわれの事業は何かを知るための第一歩は、「顧客は誰か」という問いを発することである。「現実の顧客は誰か」「潜在的な顧客は誰か」「顧客はどこにいるか」「顧客はいかに買うか」「顧客にいかに到達するか」を問うことである。
『現代の経営(上)』 p67
どうして、こんなにもしつこく「顧客は誰か?」と問うのでしょうか?
それは、お客さまがいらっしゃらなければ、企業は、原材料を買うことも、人件費を払うことも、工場や店を建設することもできないからです。存続どころか、存在することさえできません。お客さまの属性がはっきりすればするほど、そのお客さまにあった商品やサービスを提供することができるようになり、お客さまに喜んで頂けます。
当社にはさまざまなお客さまがいらっしゃいます。宴会をしてくださる企業や団体さま、法事やお祝いをしてくださる個人のお客さま、行事でご利用くださるお寺さまなど、細かく分けていくと、相当な分類のお客さんがいらっしゃいます。それぞれのお客さまが違った目的をおもちになって当社に来てくださいます。
当社がお客さまにしっかりと向き合い、お客さまのご要望にお応えしていかなければ、お客さまは離れていかれてしまうでしょう。「顧客は誰か?」とは、それほど大切な質問であるわけです。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。お身体ご自愛くださいませ。

参考文献:
『現代の経営[上]』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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