マネジメントの仕事には基本的がものが五つある、とP.F.ドラッカーは述べています。
「五つの基本的な仕事」とは次のようなものです。
(1) 目標を設定すること
(2) 組織すること
(3) チームをつくること
(4) 評価をすること
(5) 自らを含めて人材を育成すること
『マネジメント(中)』 p26-27より引用
これらのことはそれぞれが大きな課題です。
ドラッカーも次のように述べています。
これら五つの仕事は、さらに細分化することができる。その細分化した仕事の一つひとつについて一冊の本を書けるとさえいってよい。
そのうえ、これら五つの仕事に必要とされる能力が多様である。
『マネジメント(中)』 p27より引用
これらに取り組むのはたくさんの時間と労力がかかりますが、成果をあげるためには避けては通れない道です。
糸を結ぶスキルを向上させれば、それだけ外科医として進歩するように、マネジメントもこれら五つの基本的な仕事すべてについて自らの能力と仕事ぶりを向上させれば、それだけマネジメントとして進歩する。
『マネジメント(中)』 p29より引用
マネジメントの人間はこれらの能力を向上させるように行動します。これら以外のことに大きく時間がとられている場合には、仕事の時間配分を見直すことが求められます。
参考文献:
『マネジメント 課題、責任、実践(中)』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)

Hitoshi Yonezu at 10:00
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