P.F.ドラッカーの『マネジメント(中)』より引用いたします。
マネジメントの人間をいかにマネジメントするかによって、組織の目的が達成されるか否かが決まり、組織の中の人間や仕事が適切にマネジメントされるか否かが決まる。なぜならば、働く人の姿勢は、マネジメントの姿勢、構造、能力によって規定されるからである。人が成果をあげるか否かは、マネジメントの仕方にかかっている。
『マネジメント(中)』p2より引用
マネジメントの人間をいかにマネジメントするか・・・・・・
少し分かりにくい文章ですね。ここでの「マネジメントの人間」とは中間に位置するマネジメント、いわゆるマネジャーのことです。広く解釈するなら「中間管理職」に近いともいえます。
経営者がいかにマネジャーをマネジメントするか、ということです。
マネジャーの下に所属する一般社員の姿勢は、マネジャーの姿勢、構造、能力によって規定されます。
したがって、マネジャーの姿勢、構造、能力に問題があるとしたら、組織の目的は達成されないことになります。
経営者としては、マネジャーを選定する際に年功や関係性だけで判断してはいけませんし、報奨として昇格させるのも問題があります。
また、選んだマネジャーに仕事を丸投げすることも組織をおかしくします。
経営者がマネジャーをいかにマネジメントするかによって、組織の行方が決まります。
参考文献:
『マネジメント 課題、責任、実践(中)』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)

Hitoshi Yonezu at 10:00
| ドラッカー