美しい女性

2008年08月21日

 うちの会社でアルバイトをしている若い女性たちと話をすると、まだ20歳代前半なのに、年をとってしまったというようなことを大真面目に話す者がいて、とても滑稽だ。私から見れば、20代の若者にそんなに大きな違いはないのである。どの若者もみずみずしく、元気があって、素晴らしいと思う。自分のよいところに気がついていないだけなんだ。
 若い女性が特に気にしているのは、外見的な美しさのことであろう。冒頭のような話をしながら、一方で飯も食べずにチョコレートやらプリンやらを食べ、煙草を吸っている。なりたいと思う理想の姿と、現実の自分の行動はあまりにも矛盾している。そして、その矛盾になかなか気がつくことが出来ない。
 花の命は短いのだ。どんなに外見の美しさにこだわりたいとしても、時間の経過には抗えない。イメージをしたくなかった現実が次々と表れてくるのである。
 しかし、変わっていくのはあくまで物理的な外見のことなのである。本来、外見には年にふさわしい変化があって然るべきで、変化がないとしたら不自然である。何らかの方法によって、しばらくは変化を隠し遂せたとしても、永遠に隠すことができた人は、いまだかつてこの世の中に一人もいないだろう。
 もし、女性の美しさを外見だけに求めるのであれば、移ろいは必ずやって来るのである。芸能人を考えれば分かりやすい。例えば、今から25年前、私が高校生の頃に大人気だった女性芸能人を思い出してみる。その中に、今までずっと大人気を維持できたという人物はいるかどうか?女優、歌手、タレント、どう探しても、誰もいないのである。
 されば、美しい女性は、若い女性だけに限られるのか?決して、そんなことはあるまい。どの年代にも美しいといわれる女性は確実に存在する。
 美しい女性というのは、外見よりも、内部が美しいのである。内部と一言で申し上げたが、その女性の人生、経験、精神、学び、想いなどが目に見えない光となって内部からめらめらと輝いているのだ。お店をまもってきた女性、家を守り、ご主人を守り、子供を育てた女性、一人で生き抜いてきた女性、知を積み重ねた女性、芸術を追求する女性、怪我や病気を克服した女性、トラブルを乗り越えた女性などなど、かっこよく、美しい女性はいくらでもいるのである。世のため人のために正しく生きてきた。しなやかで、頑固ではないがゆるぎない念力をもっている。
 一見して美しそうに見える女性ではなく、内面的に美しく生きている女性こそが、本当に美しい女性であると断言できるのである。
 芸能人の話に戻るならば、一度は人気が落ちても、また復活している芸能人には外見とは一線を画す強い魅力があるではないか。
 若い女性たちをただ若いというだけでちやほやしてしまったり、無知を売りにしているような芸能人を取り立ててしまったりすると、本人たちはそれが自分の美しさの根拠かもしれぬと大きな勘違いをしてしまう。彼らの将来のためにも、本当に申し訳ないことなのである。

 Hitoshi Yonezu at 23:19  | Comments(4) | 精神と心と魂

この記事へのコメント

以前から弁当ファン |2008年08月22日 00:40

こんばんわ。
(タイトルとはまったく関連しないのですが、)今日、貴社のHPで
新作お弁当のカタログを見つけました。さっそく読んでみたら・・・。
お弁当にこめられた「気持ち」がとてもうれしくて、その気持ちに
触れたくなって、注文しちゃいました。
明日(あっ、もう今日か)が楽しみです。口福って、こういう事?

RyuRyu |2008年08月22日 08:49

以前から弁当ファン様

おはようございます。
残暑お見舞い申し上げます。
日ごろは大変お世話になっております。誠にありがとうございます。

このたびは当社のお弁当を御注文くださり、
また、うれしいコメントを頂きまして、心より御礼申し上げます。

業績アップ弁当シリーズは、
ご法人のお客様に対して、普通のお弁当に飽き足らず
もう少し具体的にお客様のお役に立てるものはないだろうかと思って
開発したものでございます。
ぜひともご感想をお聞かせください。

今後ともご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
季節変わり目でございます。ご自愛くださいませ。

以前からの弁当ファン |2008年08月23日 02:12

こんばんわ。コメントありがとうございました。

新作弁当の感想(ブログ風)です。

昨夜(といっても、午前様)は遅くに寝たので、
睡眠不足で朝は起きるのがつらいはずなのに、
今朝はやけに目覚めが良い。
それもそのはず、「口福」の楽しみがあるから、
なのに加え、実は今日は東京からきた団体の
お客様を、ある試みにご案内をする日なのだ。

今日当日の準備と段取りのことで既に頭の中
がいっぱいだ。寝ぼけてなんかいられない。

そして夕方。予定した時刻を30分ほどおして、
いよいよ案内のスタート!まずはあいさつを、
っとそのとき、自分の携帯が鳴りました。
番号は見慣れぬ携帯の番号。案内先からの
緊急連絡か?と、慌てて出てみると・・・。

大事な取引先から、あさって共同で開催する
イベントの招待状が、すべての顧客に届いて
いない、ついては、受け持ちの顧客全員に
発送したか?という、ほとんどクレームの
問い合わせでした。

えっ、そんなはずは?。案内を待つ団体客を
前に、シドロモドロの言い訳をする自分。
自分では手抜かりはないと思っていたけど、
電話の向こうはカンカンだから、何か、ある。
何か?すぐに思い浮かばないし、状況が状況
なので、今のお客様の案内終了後、大至急
取り掛かりますとお詫びをし、電話を切りました。

おかげさまで、団体客の案内は無事終了。

夜7時をまわった頃ようやく事務所に戻り、
招待が漏れていた顧客にお詫びとイベント
参加のお願いの電話をしました。どうしても1軒、
連絡が取れず、やむを得ずお詫びと翌朝の
再連絡する旨を記入してFAXを送信。
夜9時過ぎ、事務所をあとにして家路に。
帰りの車中は何でこうなったの?の自問自答。
でも、今回のミスの原因がわからない。
なんて自分は馬鹿なんだろう。自己嫌悪。

今日、お弁当を頼んでおいて、本当に良かった。
こんな凹んだ日には、おいしい食べ物で少しでも気分転換を。
3種類ある新作「業績アップ弁当」を計6つ注文
して、家人(帰宅時、既に全員就寝)は「ローカロまんぷく弁当」を
自分にとっておいてくれました。
「会議活性化弁当」「商談活(勝つ)弁当」も、おかずを
一切れずつとっておいてくれました。

まずは、「ローカロまんぷく弁当」。
ふたを開けると、「あ~、おいしそう」。
ささやさん、このお弁当、デザインしてませんか?
(サラダがキーポイント!)
気分が明るくなりました。
一口、おかずをいただく。(ウマイ)
二口め、ご飯をいただく。(ウマイ。秘密?はカタログ参照)
三口め、別のおかずをいただく。ン?
ささやさん、このお弁当、おかずとご飯も味をデザイン(組み立て)
してませんか?
なんだか、「おいしさを追求して、考えに考え抜いて組み立てた」
という、作り手の創意工夫を、お箸を口に運ぶ毎に感じました。
家庭料理とは明らかに違う、プロの技。
次から次と夢中になって食べ、ローカロまんぷく弁当、完食。

他の2つのお弁当には、どんな趣向があるか、興味津々。
残り物?とはいえ、とっておいてくれたおかずを食べ始めました。

そして・・・。会議活性化弁当の、「カレー味の豚肉の野菜炒め」
を一口食べ、ピリッときたその時、「あっ、わかった!」。

そう、私、思い出したのです。数ヶ月前の「顧客への連絡方法」
が、取引先から指定された方法であったことを。
それを、今回も「同じ方法で良い」と、結果として自分が勝手に
思い込んでいて、そして数ヶ月前とは「違う方法」をとって欲しい
と考えていた取引先からのクレームとなった・・・。
明らかに、取引先への確認の怠り、コミュニケーションの不足
でした。ちょっとした会話をしなかったために、トラブルへとつながっ
てしまいました。

原因がわかれば、あさって(あ、もう明日か)のイベント会場で、
きちんと取引先と招待客にお詫びができ、今後の再発防止の
ため何を改めるかを説明できます。

そのときは恥ずかしくても、非、過ちは素直に認め、謝り、直す。
ごまかさず、まじめに生きていこう、と自分に言い聞かせました。

脳に栄養!で凹んだ気分が前向きになったかな?。
素敵な新作弁当、ごちそう様でした!

RyuRyu |2008年08月23日 15:09

以前からの弁当ファン様

いつも大変お世話になっております。
このたびは、お忙しいところ、詳細にご報告をしてくださり、
うれしいコメントをたくさんお書き頂き、
誠にありがとうございます。
今後の営業の参考にさせていただきたいと存じます。

コメントを読ませていただきますと、
大変熱心にお仕事をされておられるようでございます。
ますますのご活躍、ご健勝をお祈りいたします。

メールにて大変恐縮ではございますが
御礼を申し上げます。

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