『仕事の王道』を読んで

2013年11月13日

 小宮一慶さんのご著書『仕事の王道』を拝読いたしました。

 小宮さんのご著書は何冊も読んでいますし、お話も定期的に聞きしていますが、毎回何かを気づかされます。

 売り上げや利益は、結果としての数字ですから、よい仕事をした結果として生まれてくるものです。初めから稼ごうと考えるのは順序が逆というものです。

 小利口になって、うまく世渡りしていけばやって行ける、というのは勘違いです。正しい考え方を学んで、一生懸命やることで、仕事は楽しくできるし、たくさん稼げるのです。

               『仕事の王道』 p54より引用


 正しい考え方をどうやって学べばいいのでしょうか?

 正しい考え方を身につけるためには、よい本を何度も読んで、自分のものにしないといけません。
 例えば、先に述べたように、私は、松下幸之助さんの『道をひらく』を、東京の自宅にいるときは寝る前に必ず読みます。ほかの良書でもかまわないので、同じ本を何度も読む習慣をいろいろな人にすすめているのですが、多くの人はやりません。

               『仕事の王道』 p54より引用


 小宮さんが良く読んでこられたものとして次の書籍も紹介されています。

 『論語』 (岩波文庫)
 『論語の克学』 安岡正篤 (プレジデント社)
 『論語と算盤』 渋沢栄一 (大和出版)
 『菜根譚』 (岩波文庫)
 P.F.ドラッカーの著書

 
 私はいままではとにかくいろいろな本をできる限りたくさん、早く読んできました。同じ本を繰り返し繰り返し読むということは苦手でした。冗長な感じがしてしまったからです。

 ところが、分かったようなつもりになっているだけで、実際には分かっていないことがあります。

 人に説明しようとしても説明ができないときに、はっと気づきます。

 それで本当に読んだと言えるのか?という自分への疑問です。

 これからは精読という読み方もしていきたいと思います。

 みなさまはどんな読書をされているでしょうか?

  


 
 参考文献:『仕事の王道』 小宮一慶 (日本経済新聞出版社)
 

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