昨夜は上田市のささやにおいて、ドラッカー講演会と公開読書会を開催いたしました。地元信州の方々を中心に、北海道、長崎、福岡、横浜、東京、滋賀などからのお客さまを含め、50名超のみなさまにお集まりいただきました。
第一部はドラッカー研究で有名な佐藤等先生に「ドラッカー入門 なぜドラッカーを学ぶと成果があがるのか?」という演題でご講演を頂きました。
かつて世の中には社会と個人しかなかったのですが、産業革命が起こって以来、組織という機関ができました。
ドラッカーは「組織は道具である」と述べています。道具は役に立たなければゴミになってしまいます。
組織はその組織に特有の役割を果たさなくてはなりません。組織に所属する個人は組織という道具を使って、自分を成長させることが求められます。
現代よく使われているマネジメントという言葉はドラッカーが発明したと言われていますが、マネジメントとは「成果をあげる方法」のことを意味します。
大変わかりやすい解説でみなさまも熱心に聴講されていました。
第二部は、ドラッカーの『経営者の条件』の公開読書会を行いました。佐藤先生が東京や札幌で行っている読書会を聴衆の前で再現してみるというものです。ファシリテーターは脇秀徳さんと私が担当しました。パネラー参加者は斧隆幸さん、亀原和成さん、村田志穂さん、小岩井良馬さん、大島洋一さんにお願いしました。
私のFTぶりは散々なものでしたが、脇さんのすばらしいファシリテーションと、参加者のみなさまの鋭いコメント、おもしろいコメントに会場全体が読書会の雰囲気に包まれました。
ドラッカーは無難で容易なものではなく変革をもたらす意思決定をせよと言いますが、では、一社員である自分の意見が実際に会社の意思決定に反映してもらえるのか?という私への鋭いコメントも飛び出しました。みなさまはらはらされたと思います。
第三部は、全体で懇親会を開催しました。お酒を飲んでもドラッカーの話になるのが、この会です。23時過ぎまで話は尽きませんでした。
いろいろなご職業、いろいろな立場の方にご参加いただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。興奮しました!
ご遠方、またお忙しいところご参加のみなさま、本当にありがとうございました。
また開催できるといいですね・・・・・・
来年からは佐藤等先生公認のドラッカー読書会も上田で開催されます。ドラッカーを学びたい方、ご注目ください!

参考文献:
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
”The Effective Executive” P.F.Drucker (Harper Business)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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