『タイムデザイン』を読んで

2013年07月18日

 泉正人さんのご著書『タイムデザイン』を拝読いたしました。

 泉正人さんはファイナンシャルアカデミー代表、一般社団法人金融学習協会理事長、神戸夙川学院大学客員教授を務めておられます。

 ある書評で紹介されていたので、時間について今まで知らなかった新しい視点がもてればいいな、と思い購入しました。

 「はじめに」を読み始めたら「読書慣れしている人であれば1時間もかからず読めるこの本は、・・・・・・」(p11)という文章が目に入りました。
 この部分を読んだだけで、私の求めているものは望めないかもしれない、と悪い予感がしました。

 本当に一時間以内で読めましたが、案の定、・・・・・・でした。

 有名な本や偉人の言葉からの引用が多い本です。

 泉さんは「人生の減価償却」という考え方を紹介されています。

 新築で買った寿命50年のマンションは、一般的に年々価値が下がっていき(つまり減価償却していき)、50年後に価値がゼロになると考えられます。
 
 それを私達人間に置き換えてみると、人生80年という寿命が決められているとすれば、時間的視点でみると年々減価償却していると考えられます。

                  『タイムデザイン』 p053より引用


 生まれたときに80年生きるという時間価値が決まっていたとしたら、80年という時間価値はゼロに向かって毎年1年ずつ減価償却されていることになります。 
 
 残酷ですがこれが現実です。

 時間は数字ですから着々と償却されてしまいますが、人生の進行については抗うことができるでしょう。豊かにするのも貧弱にするのも自分です。自分自身に新たな投資をしていけばいいのです。

 時間管理の本を読んだことのない人はご参考になさってください。

   


 参考文献:『タイムデザイン』 泉正人 (フォレスト出版)
 

 時間管理について私がおすすめする三冊です。

 『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー(キングベアー出版)
 

 『TQ 心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』 ハイラム・W・スミス(著) (ソフトバンク文庫)
 

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