『コンビニたそがれ堂』を読んで

2013年06月26日

 村山早紀さんのご著書『コンビニたそがれ堂』を拝読いたしました。
 
 村山早紀さんは1963年生まれで、毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞された児童書の作家です。この本はもともと児童書として書かれたものですが、文章や漢字を増やして大人向けに書き直したものだそうです。(文庫版短い後書きより)

 癒される小説としてどなたかが推薦されていたのを覚えていたのですが、上野駅の明正堂書店で見つけたので読んでみることにしました。(たまたまサイン本でした。)

 帯には「じんわり温めて心の疲れをほぐします 温湿布みたいな本」と書かれています。五話の構成になっています。

 たそがれ時のどうしても必要なときにだけ現れるコンビニ「たそがれ堂」。レジの中には長い銀色の髪に切れ長の金の瞳のお兄さんがいて、にっこりと笑っています。

 お兄さんはその人の抱える問題を解決するものを売ってくれます。

 たそがれ堂には、子供も、猫も買い物にきます。猫は人間になれるキャンディーを買います。

 「子供のころこんなことを考えていたなあ~」と昔を思い出すような小説です。

 読みやすい小説集です。疲れてしまった女性の方、心を落ち着けるために読んでみてください。

  


 参考文献:『コンビニたそがれ堂』 村山早紀 (ポプラ文庫ピュアフル)
 

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