集中する

2013年05月07日

 ドラッカーの『経営者の条件』第5章「最も重要なことに集中せよ」より引用します。

 集中は、あまりにも多くの仕事に囲まれているからこそ必要となる。なぜなら一度に一つのことを行うことによってのみ早く仕事ができるからである。時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類は多くなる。

             P.F.ドラッカー『経営者の条件』 p139より引用


 多くの仕事を同時にやらない方がいいといいながら、実は集中すれば多くの仕事ができるようになる、と表、裏のようなことが述べられています。

 目の前にたくさんの仕事が積まれているとき、意欲もわきますが、恐れも起きます。

 同じ仕事を続けていると飽きるなあ、と思います。

 そこで、少しだけ別の仕事に手をつけてみたり、納期の遅いやりやすそうな仕事に取りかかってみたり、ずっと先の予定を立ててみたりしてしまうことがあります。
 
 危険ですね・・・・・・デスク上で逃げ場にはまってしまいます。

 自分の心の中で「この仕事を終わらせてから次にいこう」と決意しないといけません。

 一つの仕事が終わると、それまでのことが信じられないくらい、心がすっきりして、前がパアっと明るくなります。
 
 みなさまはそのようなご経験はないですか?私はしょっちゅうです。

 複雑な仕事も、大変そうに思えた仕事も、終わってしまえば、簡単なものです。

 一つ一つ集中してとりかかり完結していく方が結局早くたどりつくのです。

  


 参考文献:
 『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

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