『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読んで

2013年04月19日

 アービンジャー・インスティチュート著『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を拝読いたしました。

 この本は今月24日に行われる第28回ビジネス読書会の課題図書です。会員のKさんが選定してくださいました。

 アービンジャー・インスティチュートとは、アメリカ・ユタ州に拠点を置く研究所です。哲学者T・ウォーナーが創設メンバーに加わっていたという異色の集団で、現在はビジネス、法律、経済、哲学、教育、心理学の専門家が一堂に会し、独自のマネジメント研修やコンサルティング業務を行っているそうです。

 この本はよく売れているそうで、初版は2006年11月ですが、私の手元にあるものは2013年3月発行の第36刷です。帯には15万部突破と記されています。

 題名にある「箱」というのはなんのことでしょうか?

 おそらくみなさんが予想されているものと同じです。

 その箱を取り除くにはどうしたらいいのか、ストーリー仕立てで話は進んでいきます。会話形式で話が進んでいくので、進み方がやや冗長に感じますが、内容はかなり深く重要なことだと思いました。

 最終的にはコンパクトにまとめられるので、ここでそれを紹介してしまうと、読書する意味がなくなってしまいます。控えておきますね。

 人が箱に入ってしまう発端は「自分への裏切り」です。

 自分への裏切り
 1 自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。

         『自分の小さな「箱」から脱出する方法』p110より引用


 アメリカの自己啓発の方法ですので、大変分かりやすいです。

 この本は読書会で感想を共有し合うよりも、ファシリテーターのような方に進めてもらうか、一緒に学びながら読む方がいい本かもしれません。
 
 みなさんもぜひご一読ください。 

  


 参考文献:『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
       アービンジャー・インスティチュート(著)、金森重樹(監修)、冨永星(訳) (大和書房)
 

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