『すごい説得力』を読んで

2013年04月11日

 太田龍樹さんのご著書『すごい説得力』を拝読いたしました。

 太田さんはソニ―生命のライフプランナーで、NPO法人ザ・エンターテインメント・ディベートBURNING MINDのファウンダーで理事を務められています。

 この本は、人を説得するために論理的に考え、分かりやすく伝える話し方を教えてくれるものです。

 話し方のテクニックはもうすでにだいぶ世の中に敷衍していますね。テクニックに頼り切った話し方をする人をときどき見かけますが、少しおかしい感じがします。

 話し方のテクニックについてはこの本をご参考になさってください。

 太田さんは説得において一番大事なものは「誰が話しているか」だといいます。
 
 この本の終章は『最後は、この「人間力」がモノをいう!』という題名で人間的魅力の必要性が述べられています。

 人に強く訴えかけるためには、あなた自身の人間的魅力をオーラとして身にまとって、信頼感や安心感を人に与えていくプロセスが大事なのです。

                   『すごい説得力』p216より引用 

 
 人間的魅力とはなんでしょうか。太田さんは次の10の要素を挙げています。

 ①知性がある
 ②性格が明るい
 ③力強い
 ④人付き合いがいい
 ⑤ユーモアがある
 ⑥色気がある
 ⑦誠実で、素直
 ⑧謙虚
 ⑨経験値が高い
 ⑩オーラがある


 私には足りないものだらけですが、色気というのは特になさそうです。

 色気を簡単に身につける方法として、香水が有効だそうです。香水で色気が出るなら意外とあっけないですね。
 ただ、ここにおいても、表面的な形ばかりにこだわることで、品が悪くなってはいけません。


 「色気」は、身なりだけでなく、仕事や趣味、遊びを通じて、多くのことを学び、経験して、人間的な深みが増すことで出てくるのはいうまでもありません。

           『すごい説得力』p221より引用


 素直に柔らかく受け止めることができるかどうかが、人生の基本的な問題だと思います。

 がちがちに固まった思考の人は、人間性を高めるのも、人を説得するのも、なかなか大変ですね。表面をいくら繕っても本性が透けて見えてきてしまいます。
 いろいろな方とお付き合いさせて頂いて感じることです。

  


 参考文献:『すごい説得力』 太田龍樹 (三笠書房)
 

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