ピーター・セージさんのご著書『自分を超える法』をより引用いたします。
「人生の質は、あなたが居心地のよさを感じられる、不安定感の量に正比例する」
つまり、「居心地よいと感じられる程度の不安感の領域」が多くなればなるほど、人生の質が高くなる、ということです。
『自分を超える法』より引用
安定感があればあるほど人生の質はよくなると考えてしまうのが常ですが、実際には、何も起こらない人生はあまり面白くない、と私は思います。
毎日のつらい出来事に悩みながらも、苦労してそれを乗り越えていくところに、実は喜びや幸せがあります。
リスク(=不安定感)を取ろうとせず、「安定感の中毒」になっていると、結局、長期的には、少ない取り分で生涯を終わります。つまり、簡単にいうと、リスクを取らずに「お金持ち」になる方法など、存在しないということです。
『自分を超える法』より引用
お金持ちになるかどうかは別としても、「安定感の中毒」になるよりは、不安定のバランスの上で挑戦している方にいたい、と思います。
企業経営をされている方は多かれ少なかれ不安定感をもっているでしょう。それは大変なことかもしれませんが、決して悪いことではなくむしろ豊かなことである、と思えてくるのです。

参考文献:『自分を超える法』 ピーター・セージ(著) 駒場美紀+相馬一進(訳)
Hitoshi Yonezu at 10:00
| 読書感想 人生