読書会の効用

2012年10月25日

 昨日開催したビジネス読書会では新しい会員が増え、マネジメント読書会でも新たなお申し込みを頂いているので、今後ますます読書会の輪が大きくなっていくだろうと楽しみにしています。

 違う立場の人、違う人生を歩んできた人が同じ本をもって集まるのです。読み方が違って当たり前です。異なった意見が増えるでしょう。

 好きや嫌いの感想は構いませんが、高みからの批判をしてしまうと進歩がなくなってしまうと思います。

 自分の意見として思うことを素直にどんどん発言していただきたいです。読書会では著者や内容についての反対意見が出ると、なんだかみんなが喜んで特に盛り上がります。

 受ける側としては違う意見を大きく受けていただきたいと思います。

 議論があってもよいでしょう。「バカの壁」をつくらないことです。いやなもの、きらいなものに目をつぶって、好きなものに走ると、せっかく読書会に来ていただいても意味がなくなってしまいます。

 読書会は自分にないものを訪ねる場、知の冒険をする場と考えて、まずは異質な意見を受け入れてみることです。

 読書会には答えがありません。私はみんながまとまる結論を出そうとは思いません。おおよその結論らしきものはまとまりますが、それぞれの中で確固たる結論を出していただければいいです。

 仕事でも教育でもないですから、最後にルールを決めて実行せよということもないですし、言うことを聞かない人を何とかしなくちゃいけないということも、もちろんありません。

 人生や仕事に役立てるのが読書会の目的です。

 いろいろな人が集まり、過程や違いを楽しむのが今の段階での私の読書会です。

 将来はもっと効果がでるように少しずつ変化していくと思います。

  


 ホテルでもないのに早朝からこの会だけのために社員を出勤させて、会議室とお食事を用意してコーヒーもお代わり自由で一人1,000円ですから、社員には怒られると思います(笑)

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | 読書会

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