ドラッカーの『経営者の条件』第4章「人の強みを生かす」102pより引用します。
成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。弱みからは何も生まれない。結果を生むには利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを動員しなければならない。強みこそが機会である。強みを生かすことは組織に特有の機能である。
P.F.ドラッカー『経営者の条件』より引用
従業員と面談をすると、自分の強みに気づいていない者が多いと感じます。
ベテランの従業員でも仕事に迷ってしまって、分からなくなっている人がいます。
自分の強みがわからないので、なかなか貢献できていなくて悩んでいます。
私は、若い従業員には、仕事の中で楽しいと感じられること、すいすいできること、またやってみたいと思うこと、よくほめられることなどは自分の強みだよ、と教えます。
うちの会社では、お客様に対して自然でやさしい笑顔ができるのなら、それも大きな強みです。
あとは、それをどうやって成果につなげるか?です。
強みといっても、誰と比べても絶対に優るという強力なものでなくても、比較的に強いものでよいのです。
自分では気づきにくいので、ぜひ周りの人たちが教えてあげてほしいいことです。

参考文献:
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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