望月智行さんの『いのち輝くホスピタリティ』より引用いたします。
私たちの病院は、規模も小さく、施設もけっして豪華とはいえません。しかし、人の心の温かさとともに、生活感を非常に大切にしています。施設や設備は年月とともに劣化していきますが、清潔さはそこに働く人の心を映す鏡なので、どこにも負けない清潔な病院にしようと思っています。
『いのち輝くホスピタリティ』より引用
川越胃腸病院の玄関から一歩入って待合ホールに立った人は、ピカピカに磨かれて塵一つない床に驚くのだそうです。
清潔なのはどこの病院でも当たり前のことです。
でも、そこに働いてる人に清潔にしよう、きれいにしよう、という気持ちがあれば、もっと清潔に、もっときれいに見えるのだろう、と思います。
いまはどんな商売も大変なようで、街では劣化した建物や施設を使わねばならない状況ををよく目にします。
うちも他人事ではありません。設備は更新しても更新してもすぐに古くなってしまいます。
もはや物理的な問題だけではないでしょう。
お客さまに喜んで頂けるように、設備を大切にして、きれいにしよう、と念じながら、心から掃除をすることが大切なのだと思います。

参考文献:『いのち輝くホスピタリティ 医療は究極のサービス業』 望月智行 (文屋)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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