『自分を超える法』を読んで

2012年09月02日

 ピーター・セージさんのご著書『自分を超える法』を拝読いたしました。
 
 セージさんは1972年生まれ、世界No.1コーチであるアンソニー・ロビンズの史上最年少トレーナーで、イギリス若手No.1起業家だそうです。現在は500億円の規模でビジネスを展開されており、最も力を入れているのは、宇宙空間で太陽エネルギーを発電し、地球に供給するプロジェクトだそうです。

 この本は、自分を超える5つの法則として、以下の章で成り立っています。
 
 法則1 「成功の心理学」
 法則2 「お金のつくり方」
 法則3 「リーダーシップ」
 法則4 「世界観をつくる」
 法則5 「文章の力」


 このうち法則5「文章の力」は、コピーライティングの技術やマーケティングの話となっていて、この章だけは異質だと思いますが、その他の章は人生やビジネスにおいてハッとさせられる内容がちりばめられています。

 論理的に説明されているので、文章が分かりずらくても繰り返し読むことで理解できると思います。

 我々が行動を起こす真の動機は次の「人間の6つの欲求」にあるといいます。
 
 1.安定感
 2.不安定感
 3.重要感
 4.愛とつながり
 5.成長
 6.貢献


 「愛とつながり」の節には次のような記述がありました。

 怒りや、悲しみや、不安や、絶望感を感じたり、そこまでいかなくても、カチンときたり、ムッとしたりするということは、

 「あなたが相手から愛されていないと感じるから」だけでなく、私たちが持っている「自分自身に対する愛の量」が不足しているからであって、「唯一持っているもの」を守ろうとしてしまうから

 なのです。

                    『自分を超える法』より引用


 自分の容量が小さくて、その小さいものを守ろうとするから、感情的になってしまうというわけです。怒ってばかりいる人は自分で自分のことを愛せていないからなのです。私には思いつくことがありました。

 私の短いブログでは説明しきれませんが、この本は一読の価値があると思います。みなさまもご参考になさってください。

  


 参考文献:『自分を超える法』 ピーター・セージ(著) 駒場美紀+相馬一進(訳)
 

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