バードン・ゴールドスミスさんの『自信をつける方法』より引用します。
一週間、自分の思考を監視すると、ネガティブな思考にすぐに気づくようになるから、そのたびに「消えろ」と命令すればいいのだ。ばかげていると思うかもしれないが、この方法はたいへん効果的だから、実際にやってみるといい。
ある人はネガティブな思考に「ボリス」と名づけ、それに気づくたびに「おいボリス、どこかへ行け」と命令し、その思考を追い払うことに成功している。
『自信をつける方法』より引用
一瞬「ポリス」に見えて、警察が嫌いな方なのかな~と思ってしまいました。「ボリス」でしたね。
この本によれば、人間が一日に抱く思考のうち約8割はネガティブなもので、その内容を記憶する働きがDNAに組み込まれているそうです。
危険な環境下でも安全に生きていけるように、人間にはそもそもネガティブな思考が備わっているそうです。ネガティブなことを考えてしまうことがあっても仕方がないのです。
紹介した文章のように「消えろ」といってすぐに消すのもよいでしょうし、常にポジティブでいることを自分に課していくのもよいでしょう。
私はときどき初対面の人から「ポジティブですね」と言われますが、この場合、ほめられているのか、からかわれているのかよく分からないですね。
ポジティブな人は冷めた人から見ると、からかいの対象になることもあるように思います。
私はポジティブでいられるように自分に課しているほうです。もう慣れてしまったので普通ですが。
(「ボリス」が「ポリス」と見えたしまったのはネガティブ思考だったかもしれません。)

参考文献:『自信がつく方法』
バードン・ゴールドスミス(著) 弓場隆(訳) (ディスカバヴァー・トゥエンティワン)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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