ドラッカーの『経営者の条件』より引用します。
成果をあげるための秘訣を一つだけ挙げるならば、それは集中である。成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない。
集中が必要なのは仕事の本質と人の本質による。いくつかの理由はすでに明らかである。貢献を行うための理由よりも、行わなければならない貢献のほうが多いからである。行なうべき貢献を分析すれば、当惑するほど多くの重要な仕事が出てくる。時間を分析すれば、真の貢献をもたらす仕事に割ける時間があまりにも少ないことがわかる。いかに時間を管理しようとも、時間の半分以上は依然として自分の時間ではない。時間の収支は常に赤字である。
P.F.ドラッカー『経営者の条件』より引用
耳が痛いですね。
私は集中ができていないです。
「行わなければならない貢献」の波に押し寄せられ、ときには自分に甘くなって楽な道に逃げ込み「時間の収支は常に赤字」です。
まずは「廃棄」することが必要かなと思います。
集中したい貢献のために、それを妨げるようなことをやめたり、部下に委譲したり、他人に譲ったりすることです。
「廃棄」するためには決断せねばなりませんが、決断しない限り新しい時間が生まれることはないでしょう。
このまま何も変わらず人生は進んでいってしまいます。

参考文献:
『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
参考ブログ:「もっとも重要なことに集中せよ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e993514.html
Hitoshi Yonezu at 10:00
| ドラッカー