反対の意見が出たら

2012年08月11日

 ドラッカーの『プロフェッショナルの条件』Part4 より引用します。

 だが、明白でわかりきったことに反対する人は、ばかか悪者に違いないと思ってはならない。反証がないかぎり、反対する者も知的で公正であると仮定しなければならない。
 明らかに間違った結論に達している人は、自分とは違う現実を見、違う問題に気づいているに違いないと考える必要がある。「もし彼の意見が、知的かつ合理的であると仮定するならば、いったい彼は、どのような現実を見ているのか」と考えるべきである。

            『プロフェッショナルの条件』より引用


 私はドラッカーの意見に大賛成で、会議においてはできる限り違う意見も聞いてみようという態度でおります。

 でも、あまりに謙虚な態度でいると、声の大きい人の意見がするすると通っていってしまいます。

 声の大きな人は、明確な根拠がなくてもあるように見せたり、自分に有利なデータをもってきたりする傾向があるので気をつけなくてはいけません。

 声高に自分の意見を主張した人が、少し突っ込まれると答えられなくなってしまって、逆切れする姿をいままで何度も見たことがあります。

 相手の意見を謙虚に聞くという態度はコミュニケーションの前提です。

 会議では相手の意見をよく聞いてあげて、また自分の意見もしっかり通して、相乗効果で成果をあげていきたいと思います。

  


 参考文献:『プロフェッショナルの条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(編訳) (ダイヤモンド社)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | ドラッカー

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