「祈り」というと、自分の願いが叶うように祈るものだと一般的には思われています。
私は毎日祈りの時間は欠かしません。
昨年の3.11の大地震からしばらくの間は「地震や災害が治まりますように、被災された方々が平和に暮らせますように、亡くなった方々のご冥福を」と被災地や国のことを熱心にお祈りしておりました。
村上和雄さんのご著書『奇跡を呼ぶ100万回の祈り』には、100万回の祈りによって日本を力強く笑顔の広がる国にしようという提言がなされています。
ハッとしました。
一年が経って落ち着いてしまったいま、心から一生懸命祈っていたことが私にとっては昔のことのようになってしまっていました。報道されているとおり、まだまだ被災は続いているのです。自分の浅はかさを反省した次第です。
村上さんは祈りとは「よりよい生き方ができるように」祈るものだと述べています。
祈りとは普段の生活だけでは感じられない直感や人知を超えた力、さらにはそういったものとのつながりまでも感じられるようになり、そのことによって生きる力を増すことができるものであるはずです。
『奇跡を呼ぶ100万回の祈り』より引用
現代に生きる我々はいろいろな技術や知識を手にしたために、何でも分かっているようなつもりになってしまい、謙虚で素直な祈りを行なうことが少なくなっているそうです。
誰もがもっている人間のすごい能力を表に出し、祈って結果を出すための「祈りのコツ」というものを村上さんは紹介されています。
①祈りの内容を限定しすぎない
②祈りの内容を明確にする
③感謝の祈りを忘れない
④他人のマイナス意見に取り合わない
⑤祈り続ける
『奇跡を呼ぶ100万回の祈り』より引用
私も国や世界の大きな幸せのために祈ろうと思いました。
どうぞご参考になさってください。

参考文献:『奇跡を呼ぶ100万回の祈り』 村上和雄 (ソフトバンククリエイティブ)
参考ブログ:『奇跡を呼ぶ100万回の祈り』を読んで
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1022994.html
Hitoshi Yonezu at 10:00
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