誠実さとは何か

米津仁志

2012年03月14日 10:00

 昨日あるお客さまが「私の一冊」という企画で取材に来てくださいました。

 その会社が発行しているニュースレターで、各社の社長の人生や価値観を変えた一冊の本を紹介するというコーナーを設けるのだそうです。

 あらかじめその話を頂いて「何の本にしようかな~」と考えたのですが、真っ先に浮かんできたのがコヴィー博士の『7つの習慣』でした。
 
 その他、稲盛和夫さんや森信三さんの本も考えたのですが、分かりやすく受けられやすい本はやはり『7つの習慣』だろうと思いました。

 インタビューを受けながらページをぱらぱらめくってどこがいいのか説明したのですが、めくればめくるほどよい場所が出てきました。

 「心に残った文章はどこですか?」と聞かれたときには「たくさんありすぎちゃって」と答えるしかありませんでした。
  
 やはりよい本です。

 先ほど『7つの習慣』をとりだして、ぱっと開いたら「誠実」についての部分が出てきたのでご紹介します。 

 誠実さは正直という概念を含んでいるが、それを超えるものである。「正直」とは真実を語ることである。つまり、言葉を現実に合わせることである。それに対して「誠実さ」とは、現実を言葉に合わせることである。つまり、約束を守り、期待に応えることなのだ。そして、誠実さを持つには統一された人格が必要なのである。
 誠実さを示す重要な方法のひとつは、その場にいない人に対して忠実になることである。そうすることで、その場にいる人々との間に信頼が育成される。その場にいない人を弁護することは、その場にいる人との信頼を保つことになる。
   
                 『7つの習慣』より引用


 私は誠実について聞かれると、この部分を思い出して説明することにしています。

 みなさまもぜひご参考になさってください。

 (今日はホワイトデーですね。よい一日を!)

 

 参考文献:『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー (キングベアー出版)
 

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