原則中心の生活
原則中心の場合、ころころと変わる人や物に頼るようなほかの中心とは違い、安定性は原則の不変性に基づくものになる。そして継続的にそれに頼ることができる。
原則は何に対しても一切反応することはない。怒ることもなければ、私たちに対する態度や接し方を変えることもない。離婚を申し出ることもなければ、逃げることもない。そして私たちをこらしめようとしているのでもなければ、近道や応急処置への甘い誘いもしない。またその正当性はほかの人の行動、周りの環境、今の流行に依存しているものでもない。原則は死ぬこともない。今日あって、明日はないというようなものでもない。火災、地震、盗難によって破壊されることもない。
『7つの習慣』より引用
『7つの習慣』の「第二の習慣」は「目的をもって始める」というものです。
その中の大切な教えは「原則中心の生活をおくる」ということです。
引用した文章でコヴィー博士が説明しているように、原則とは、とても強固で盤石なものです。
原則中心の生活は、自分の安定性、方向性、知恵、力の土台となるのです。
いかなる問題が起ころうとも。原則中心に生きることができていれば、自分らしい解決の糸口が見つかると思います。
では、その原則とは何か?といえば、呪文のようにどこかに分かりやすく書いてあるものではありません。
自分で考えてつくる自分の生き方、理念、哲学です。『7つの習慣』でいえば「個人的なミッションステートメント」こそが「原則」です。
私も『7つの習慣』で学んで、10年くらい前に個人的なミッションステートメントを書きました。その間の自分の成長もあったので、そろそろ見直してみたいと思っています。
個人的なミッションステートメントの書き方については『7つの習慣』に解説されていますから、ご参考になさってください。
参考文献:『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー (キングベアー出版)
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