人間関係をつくるには?

米津仁志

2010年04月23日 10:00

 人間関係づくりに最も大切な要素は、私たちが何を言うか、何をするかということではなく、私たちはどういう人間であるかということである。そして、私たちの言葉や行動が自らの中心(人格主義)からではなく、うわべだけのテクニック(個性主義)に起因するものであれば、人は私たちの二面性を感じとることだろう。そういうやり方では、効果的な相互依存関係をつくり上げ、維持するための土台は絶対にできない。
 人間関係に大きな力を発揮するテクニックが本当にあるとすれば、それは真に自立した人格から自然にあふれ出るものでなければならない。

                   『7つの習慣』より引用(青字にしたのは私です)

 
 若いころは、初対面の人と会うと、妙にへつらってしまったり、偉そうな態度をとってしまったり、無関心を装ってしまったりしていた。

 お客さまを接待する商売をしていながらこんなことを言うのは本当に恥ずかしいことだが、正直なところ、知らない人と、どうやって人間関係、信頼関係をつくっていけばいいのか、よく分かっていなかった。それはそれは遠い道のように思えたのだ。

 しかし、私もいろいろ経験し、少し成長したので、いまではそういう悩みも無くなった。

 そして、尊敬できる皆さま方とお話をさせていただくことができるようになった。

 コヴィー博士が書いておられるように、自分がどういう人間であるかということが、人間関係をつくっているからである。
 
 人間関係はいまこれから考えながらつくるものではなくて、もう何年も前からだんだんと出来あがってきているのである。
 どこへ行こうが、誰と会おうが、そのままの自分でいるしかない。
 自分そのものが自分の人間関係なのである。

 人間関係がぎくしゃくしているな~、良い友達がいなくなってきたな~、思ったら、自分の人格を変えていくしかないのである。
 
 参考文献:『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー (キングベアー出版)
 

関連記事