早くやる
中村将人さんの『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』に、やりたいことが見つかっていない人には「急いで待つ」ということが有効なスタンスであると書かれていました。
では「急いで待つ」とはどういうことでしょうか。本文より引用します。
その1日の仕事に対して、とにかく全力のスピートで取り組んでみてほしいのです。全力とは、あなたのできる限りのスピードでということです。
決まった仕事がある人ならば、いつもより早く、半分くらいの時間でできないものかを考えてみましょう。
また、外を移動する際には、出来るだけ早足で移動してみてほしいのです。常に時間を意識して行動することで、案外いろいろなことが今までよりも早くこなせるようになるはずです。
では、何のためにこのようなことをするかというと、人間は単に「早くやる」ということを意識するだけで確実にモチベーションが上がり、仕事に対するやる気も上がっていくものなのです。
『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』より引用
「早くやる」ことで、やる気やモチベーションが上がるのですね。
スピードをあげていろいろなことを進めていけば、前の仕事が早く終わって次のチャンスが回ってくるのは確かです。
私は「この仕事は何時まで終わらせる」と自分で時間を決めて仕事を始めることがあります。途中で別の用事が入らないように環境を整えてから始めます。
そういうときは大忙しで時間との戦いとなって焦りますが、まあまあのものができます。
逆に、時間を決めないで何日もかけてとりかかっても、満足のいかないものしかできないこともあります。
時間をかければよいというものではないのです。自分にプレッシャーをかけて、自分の力を最大限かつ集中的に発揮できるようにする方がよいのでしょう。
自分の仕事が早いのか遅いのかは人と比べてみるしかありません。
私のように経営者になってしまうと、上司から仕事が遅い!と叱られる機会もありませんので、独りよがりになりがちで本当に危険です。
書籍、メディアや、リアルな交流などを通じて、みなさまの仕事ぶりを学んでいきたいと思います。
参考文献:『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』
中村将人 (経済界)
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