第53回 ビジネス読書会

Hitoshi Yonezu

2015年05月21日 10:00

 今朝は第53回ビジネス読書会を開催しました。9名の方にご参加いただきました。 

 この時期の上田の朝は大変さわやかです。
 
 6時30分より朝食です。メニューは、パン、バター、サラダ、ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ブロッコリー、OJ、ミルク、コーヒーでした。7時より読書会の開始です。

 課題図書は私が選びました。白取春彦さんの『頭がよくなる思考術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。

 以下のような感想が出されました。私のメモを掲げておきます。

 頭がよくなるよりも頭をつくる思考術だと思った。
 感情で動いていると損得だけで動くようになってしまう。
 p28 脳に勝手に考えさせよ 物を気楽な感じで見ると違う形で見えてくる
 p34 人間らしく考えよ 人と比較してしまうと自分が損したと思ってしまう。
 p53 グチをこぼすな
 p102 自分の感情に酔うな

 深く考えるのは苦手で考えすぎて何にもできなくなってしまうことがある。
 p117時間を深くせよ 自分の自由時間は朝の時間だけ。その時間を無駄にしないようにしたい。周りの情報を排除して考える時間を確保するのが大切
 p112 行動を開放して創造性を呼び起こせ しがらみを抜ける時間が必要だ。
 p49 心配は悪と心得よ 心配することはいいことではない。心配もほどほどがいい。
 p44 他人の思惑を気にするな 
 p26 視野の狭さを自覚せよ 自分を客観視したほういい。

 p14 言葉の意味を正確に知れ 仕事で生産性の向上とか稼働率の向上とかいろいろな言葉を使うが、定義がしっかりしていないと感じた。
 新人の研修で、主体的と自主的の違いは何かと問いかけをしている。
 p41 自分の頭を使え
 p53 グチをこぼすな 根本的な課題解決が必要だ。
 p34 人間らしく考えよ 人の給料をみて考えてしまうことがある。

 結果と報酬を目的とすると人生がつまらなくなる。報酬というと先が見えなくなる。
 優しさをもとう レイモンド・チャンドラーの言葉 優しくなるために本を読む。意見の違いを受け入れること。自分は違うことを排除しがちなので気を付けたいと思った。 
 グチをこぼすな 2000年の人類の苦労を思い出せ。グチを言う顔の人はいいものじゃない。

 p67 偶然の一手にゆだねよ 最後までやり通していると新しい一手が出てくる。
 p90 謎を謎として受け入れよ なぜかを考え抜く必要はないのかなと思った。自然に受け入れることだ。
 p117 時間を深くする。ものを考えない時間をつくっていくのは非常に大事だと思った。新聞を読まないでおくのは反対。映画を見るのも大切。
 普通の生活であるようなことを整理することは大事だと思った。
 頭がよくなるより頭が整理される思考術だ。繰り返し読みたい。

 頭がよくなるというより、どう生きるという内容だと思った。
 p94 幸せではなく満足を求めよ
 p96 自分のしたいことをせよ 自分がしなくてはいけないことはあるが、したいことは漠然としている。
 目次の項目だてが面白いと思った。

 一つの項目は短いのですぐに読むことができる。なぜここに引っかかったのか、そのときの考えに刺さってくるのではないかと思った。
 p65 迷いや停滞を歓迎せよ 考えすぎると堂々めぐりしてしまう。
 p67 偶然の一手にゆだねよ 還元して放り投げればいい。
 p12 書いて考えよ
 p14 言葉の意味を正確に知れ
 p16 言葉を正確に理解せよ
 p69 古典に知恵を求めよ

 読書をする人はやさしい。思いやりがないのは本を読まないからだ、というのを聞いたことがある。
 p67 偶然の一手にゆだねよ 自分自身ほとんどのことが偶然から始まっている。
 p76 心の持ち方を変えよ 心の持ち方次第で見えてくるものが違ってくる。入院して退院してきた友人がとても元気でうれしかった。
 p110 心を出世させよ 業界が長い人にはなかなか理解してもらえない。


 
 私はこの本を2011年の東北大震災の後に繰り返し読んでいました。自分の中にいろいろな迷いがあったころです。
 今回、久しぶりにこの本を改めて読んでみると、当時の悩みは消えていましたし、自分がいろいろなことを乗り越えて進化していることを感じることができました。
 線を引きながら本を読むと、あとから自分の思考の変遷もわかってよいですね。

 よい朝を過ごせました。
  
 みなさまもよい一日をお過ごしください。ありがとうございます。 

  

 
 第52回ビジネス読書会課題図書:
 『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』 佐々木正悟著 (中経の文庫)
 

 第53回ビジネス読書会は5月21日木曜日午前6時30分からです。ご参加ご希望の方は右欄の下方にある「オーナーへメール」からご連絡ください。歓迎します。
 
 第53回ビジネス読書会課題図書:
 『頭がよくなる思考術』 白取春彦 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 

 いままでの課題図書
 平成23年
 1月 『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
 2月 『あたらしい戦略の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 3月 『挫折力』 富山和彦 (PHPビジネス新書)
 4月 それぞれの好きな本の持ち寄り
 5月 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
 6月 『成長するものだけが生き残る』 上原春男 (サンマーク出版)
 7月 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
      『君に成功を贈る』 中村天風 (日本経営合理化協会)の2冊
 8月 『成功は一日で捨て去れ』 柳井正 (新潮社)
 9月 『成功の法則92ヶ条』 三木谷浩史 (幻冬舎)
 10月 『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
 11月 『はじめての課長の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 12月 『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 平成24年
 1月 『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』 稲盛和夫 (日経BP社)
 2月 『経綸のとき 近代日本の財政を築いた逸材』 尾崎護 (文春文庫)
 3月 『希望のしくみ』 養老 孟司  アルボムッレ・スマナサーラ (宝島社)
 4月 『その他大勢から抜け出す仕事術』 堀場雅夫 (知的生き方文庫)
 5月 『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
 6月 『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫 (WAVE出版)
 7月 『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 (幻冬舎)
 8月 『成毛眞のマーケティング辻説法』 成毛眞 (日本経済新聞社)
 9月 『いのち輝くホスピタリティ』 望月智行 (文屋) 
 10月 『こうして会社を強くする』 稲盛和夫 (PHPビジネス新書)
 11月 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』 柳川範之 (日本経済新聞出版社)
 12月 『こうして会社を強くする』(稲盛和夫著、PHPビジネス新書)
 平成25年
 1月 『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』
                田村耕太郎 (マガジンハウス)
 2月 『スモールイズビューティフル』 E・F・シューマッハー(著) (講談社学術文庫)
 3月 『2022―これから10年、活躍できる人の条件』 神田昌典 (PHPビジネス新書)
 4月 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャー・インスティテュート(著) (大和書房)
 5月 『営業マンは断ることを覚えなさい』 石原明 (三笠書房 知的生き方文庫)
 6月 『年収が10倍になる!魔法の自己紹介』 松野恵介 (フォレスト出版)
 7月 『世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方』
               原マサヒコ (扶桑社)
 8月 『二十一世紀残る経営、消える経営』 大久保寛司 (中央公論新社)
 9月 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
               岩崎夏海 (ダイヤモンド社)
 10月 『合理性を越えた先にイノベーションは生まれる』
               金子智朗 (クロスメディア・パブリッシング)
 11月 『ディズニーの魔法のおそうじ』 我孫子薫 (小学館101新書)
 12月 『不格好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子 (日本経済新聞出版社)
 平成26年
 1月 『成長から成熟へ さよなら経済大国』 天野祐吉 (集英社新書) 
 2月 大雪のため休会
 3月 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 見城徹 藤田晋 (講談社+α文庫)
 4月 ビブリオバトル
 5月 『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説』 トニー・シェイ (ダイヤモンド社)
 6月 『こころの処方箋』 河合隼雄 (新潮文庫)
 7月 『ワークアンドライフ"アンバランス"の仕事力』田島弓子著(ディスカヴァートゥエンティワン)
 8月 『嫌われる勇気』 岸見一郎 古賀史健 (ダイヤモンド社)
 9月 『ザ・ビジョン』 ケン・ブランチャード (ダイヤモンド社)
 10月 『超訳 論語と算盤』 渋沢栄一(著) 阿部正一郎(翻訳) (総合法令出版)
 11月 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』 岡野雅行(著) 青春出版社
 12月 ビブリオバトル
 平成27年
 1月 『願いがかなう8つの習慣』 佐藤綾子著(ダイヤモンド社)
 2月 『心配事の9割は起こらない』 枡野俊明著(三笠書房)
 3月 『実践版 孫子の兵法』 鈴木博毅著 (プレジデント社)
 4月 『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』 佐々木正悟著(中経の文庫)
 5月 『頭がよくなる思考術』 白取春彦 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 6月 『限界はあなたの頭の中にしかない』ジェイ・エイブラハム(PHP研究所)

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