今日が「最後の1日」だとしたら

Hitoshi Yonezu

2011年11月03日 10:00

 『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』の著者の中村将人さんは1971年生まれだそうですが、これまでの人生で5回も死にそうな目にあったことがあるそうです。

 中村さんは、そういう大変な体験を乗り越えて「本当にやりたいことの見つけ方」を本にまとめたのです。

 「やりたいこと」とは何か、中村さんは次のように述べています。
 
 つまり、やりたいことの正体は、自分が好きなことをやることが「やりたいこと」になるわけではなく、好きなことをやって喜んでくれる人=対象者がいて、その人たちが実際に喜んでくれることで「やったかいがあった」=やりがいがあった、と感じるものなのです。
 したがって、あなたが「やりたいこと」を見つけるためには、必ず「やりがい」を同時に感じられるものでなければなりません。

 『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』より引用


 うちの会社で働いているアルバイトの学生さんたちと話すと、「やりたいことがよくわからない」と悩んでいる人が多いですが、無理もありません。20歳そこそこでやりたいことが分かっている人は少ないです。

 それを戦時中の若者と比べて、いまの若者は・・・と先輩ぶることもできません。大体そういう社会にしてきたのは今の大人です。

 大人でも人生のミッション(自分の役割)をはっきり言える人はほとんどいないでしょう。
 
 中村さんの述べているように、まずはやってみて、その結果喜んでくれる人がいたら、やりがいへの第一歩ではないかと思います。

 私はいまでも毎月高校時代の仲間と集合していますが、話をしてみるとそれぞれにそれぞれの悩みがあり、大人になった今も学生だったころとそんなに大きくは変わっていません。

 大人になっても、まだ見つからないものもありますし、迷いもあります。

 そうであろうともなんとか進んでいくのが人生だろうと思います。

 みんなが元気で幸せそうだと、私は幸せな気持ちになれます。

 いろいろな形があると思いますが、みなさまが幸せであってほしいと願っています。
 
 

 参考文献:『今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事でよかったですか?』
               中村将人 (経済界)
  

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