『心のなかの幸福のバケツ』を読んで
トム・ラス、ドナルド・O・クリフトン著『心のなかの幸福のバケツ』より引用します。
人は誰でも心にバケツをもっている。
バケツの水があふれているときが最高の状態だ。
逆にバケツが空のときが最悪の状態だ。
人はバケツのほかに、ひしゃくももっている。
他人と接するときは、かならず、このひしゃくを使う。
相手のバケツに水を注ぐこともあれば、
バケツから水をくみ出すこともある。
誰かのバケツに水を注げば、自分のバケツにも水がたまる。
『心のなかの幸福のバケツ』より引用
「バケツに水が満たされる」というのは、ポジティブな感情をもつことをいいます。
人は一日に二万回の瞬間を経験しているそうです。
二万回もあるというその瞬間に、ポジティブな感情をもつか、ネガティブな感情をもつかによって、人生は大きく変わることでしょう。
そういえばあのとき・・・・・・と思いだすのは、瞬間のイメージばかりです。
どうしてもポジティブな気持ちになれないときでも方法はあります。
他人のバケツに水を注げば自分のバケツにも水がたまるというのですから、ポジティブな気持ちになれないときは、他人のバケツにどんどん水を注いであげればいいのです。
この本のなかにはどのようにしたら水を注ぐことができるのかいろいろアドバイスがあります。
私が考えたのは次のようなことです。
エレベーターの中で、ボタン係になる。
普段あまり話すことのない人に声をかけてみる。
コンビニで買い物をするときににっこりしてみる。
コンビニで後から入る人のために扉を開けて待ってあげる。
お店のトイレに入ったら簡単な掃除をする。
宴会や旅行の幹事を引き受ける。
運転するときはどんどん道を譲る。
などなど。
いろいろなことができそうですね。
参考文献: 『心のなかの幸福のバケツ』
トム・ラス ドナルド・O・クリフトン(著) 高遠裕子(訳) 日本経済新聞出版社
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