『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』を読んで
本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』は、幸せな人間関係の築き方について述べた本です。
ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』の発行からもう8年が経ったのですね。当時話題になった本ですが、あまり興味がわかなくて、人に勧められて読んだ覚えがあります。
『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』は、主人公ケンが、アメリカで行われた8日間の自己啓発セミナーに参加するという設定で話は進んでいきます。
このセミナーは人間のタイプを4つに分け、それぞれの関係性の中でどう生きるべきかを分かりやすく教えてくれるものです。
あとがきによれば、この「人間関係のチャート」は、いまから20年近く前に本田さんがカナダ人セラピスト、クリストファー・ムーン氏から教えてもらったものだそうです。
マトリクスによって物事を4つに分けると、非常にとらえやすく、分かりやすくなりますね。私も国内の勉強会で、別の4つの分け方を学んだことがあります。
本田さんは最大限の奉仕をするには、心からワクワクすることをするのが一番だと述べています。
昔、あるビジネスマンが、アメリカに来たマザー・テレサに、『あなたの活動を応援したい。ついては、カルカッタに妻と一緒に行って、あなたの施設を見学させてもらいたい』と申し出たそうだ。そのとき、彼女はにっこり笑って、『あなたが来るより、二人分の旅費を送金してくれたほうがよほど助かる』と答えたらしい。そのビジネスマンは、彼女の真意を悟り、すぐに二人分の飛行機代を送金したそうだ。
『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』より引用
貢献にはいろいろなかたちがあるから、こうでなくてはいけないというものはない、ということです。
私は大震災後、東北の現地にボランティアにいっていなくて、気になっていたのですが、この本を読んで、いまここでできることをもっと熱心にやろう、と思いました。
先週末にある会合があって、東北の経営者の方々にお会いし、青森県のみなさまとは親しく食事もご一緒させて頂きましたが、みなさま非常に明るく前向きでした。
自分の生き方や人間関係についてお悩みの方はぜひご参考になさってください。
参考文献:『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』
本田健 (大和書房)
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