良薬は口に苦し

Hitoshi Yonezu

2011年09月19日 10:00

 批判や非難の度合いが激しいと感じたら、即座に反発したい気持ちを抑える。自分に磨きをかけるチャンスの到来であると考えて、その中にある「薬」の部分を探すのだ。一見したところ誹謗中傷でしかないと思われる言葉の中にも、必ず適切な真実の指摘の一つや二つはある。

                山﨑武也著 『人望の研究』 より引用

 
 定期的に開催している経営の勉強会の後には、懇親会があるのですが、二次会くらいになると、議論が沸騰して口論になってしまうことがあります。

 長い付き合いの仲間同士ですから相手のことをよく分かった上での口論ですが、相手のことを考えれば考えるほど、より強い言葉となって出てきてしまうのでしょう。

 双方の話を聞いていると、どちらにも真実があり、正しさがあるのです。

 人生のパターンにはどれ一つとして同じものはなく、唯一の正解というものもなく、その瞬間その瞬間を自分で判断して生きていくしかない、と感じます。
 
 私はこんなに偉そうなことを書いていますが、失敗ばかりで、人さまに申し上げられないようなこともたくさんあります。

 冒頭にご紹介した山崎さんの『人望の研究』には、火のないところに煙は立たぬ、つまり、批判や非難のもとには何らかの事実がが存在している、とも書いてありました。

 煙は真実ではないとしても謙虚な気持ちで火を消しておく・・・・・・人さまの話をありがたくお聞きして自戒することが大切だな、と思いました。

 

 参考文献:『人望の研究』 山﨑武也 (PHP文庫)
 

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