有用な時間をつくる

Hitoshi Yonezu

2011年09月12日 10:00

 榊原英資さんの『どうすれば「最高の仕事」ができるか』より引用します。

 けれどもバラエティー番組などを見ながら、ただ画面の中で起きていることに腹を抱えて笑ったり、怒ったりしている限り、やっぱり、「他人に束縛されている時間」と同じなのです。受け身ではなく、積極的に自分の意見を考えたり、何らかの有用な情報をつかもうとしたりする意識を持たねばならないでしょう。

           『どうすれば「最高の仕事」ができるか』より引用


 テレビを見ないようになって、たまにテレビを見ると、テレビの番組ってこれでいいのかなあ、と感じることが多くなりました。

 こんなことを言ったら、知人のテレビ局の局長さんに叱られますし、テレビを見ないくせに何を偉そうなことをいうのか、とおっしゃる方がおられるかもしれません。

 私も、昔はテレビ漬けでした。

 家に帰ると電気を付ける前にテレビのスイッチをいれて、寝るまでずっとつけっぱなしでした。

 そのときは、バラエティー番組でもなんでも、テレビはとても楽しいものだと思っていました。

 いまでは、久しぶりにバラエティー番組を見ると、あれ???こんなことしていていいの???と思います。

 テレビの常習性が抜けたので、客観的に見られるようになったのです。

 有用だと思われているニュース番組でさえも、有名なタレントや、評論家などのコメントは、皆に受けるコメントを選んだり、わざとらしく反応をしたり、当たり前のことをさも難しく表現したりしています。
 偏りのない意見はありませんから、テレビの報道といえども自分の頭で考えながら見た方がよいでしょう。

 飲み会の席でお客様や友人とニュースについて語っている方がずっと役に立つコメントを聞けます。

 「私の友人たちを出せば、もっとまともなコメントを出すだろうになあ」と思いながら見ています。

 カメラが変わると、そのとたんにそれらしい表情にチェンジするタレントがいます。私はゾゾッととします。
 
 もちろん有用な番組も多いでしょう。テレビでしか見ることの出来ない番組もあります。

 私は動物、昆虫、魚などの生態や大自然をを追った番組は大好きです。出張先のホテルでそういう番組のスケジュールにあたると見入ってしまいます。
 先日もオオサンショウウオの生態についての番組を興味深く見ました。

 テレビは有効に活用していけば大変すばらしいものだと思います。
 

 テレビから少し離れたいと思っておられる方に私は読書をお勧めしています。

 ビジネス読書会も開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡くださいませ。 

 

 参考文献:『どうすれば「最高の仕事」ができるか』 榊原英資 (三笠書房)
 

 参考ブログ:
 『辺境から中心へ』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e720408.html

 『間違いだらけの経済政策』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e641855.html

 『「日本脳」改造講座』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e628184.html

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