『2011年の衝撃!』を読んで
『2011年の衝撃!』は、国際金融コンサルタント、経済評論家の菅下清廣さんが、大震災後の世界経済、日本経済を予測した本です。
このブログでは、昨年12月、菅下さんの『新しい富の作り方』という本をご紹介したことがあります。
参考ブログ:「『新しい富の作り方』を読んで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e631873.html
菅下さんは、2009年にベストセラーになった著作『2011年まで待ちなさい!』の中で、今年発生した大地震を予知されており、話題となっています。
『2011年の衝撃!』によりますと、菅下さんは算命学などを使って、歴史を探索し、未来を予測していくのだそうです。
日本は今年大地震が起こったばかりですが、2012年にも鬼門通過現象を警戒しなくてはいけないといいます。具体的には、朝鮮半島問題や中東民主化問題の発生をあげておられます。
鬼門を通過した後の日本は、上昇トレンドに入るといいます。
詳しい論拠については本書を読んでいただきたいのですが、大まかにまとめますと、明治維新に始まった上昇トレンドは、1868年から1941年まで73年間続きましたが、その73年後は2014年になりますので、この近辺が一つの転換点だということです。
2011年から2014年にかけて、明治維新や敗戦のような、日本の大転換があることを指摘され、その後は新しい価値観、新しい産業がうまれ、日本は再生していくそうです。
今後どのような資産運用をすればよいのか、具体的な投資戦略も述べられています。
来年の鬼門通過現象というのが本当にあるとしたら恐ろしいことですが、そこを日本人の英知と勇気で乗り切って、その後の日本の大きな飛躍、発展に結びつく機会になればよいと思います。
このようなとんがった歴史的分析には批判的な意見も多く、受け入れ難いと思われる方も多いかもしれませんが、いろいろな見方を知っておくことも必要と思います。
批判的意識でもよいので、読んでおく価値はあります。ご参考になさってください。
参考文献:『2011年の衝撃!』 菅下清廣 (フォレスト出版)
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