『柳井正の希望を持とう』を読んで

Hitoshi Yonezu

2011年07月14日 10:00

 私は朝日新聞は読んでいないのですが、父が読んでいて、

 「ユニクロの柳井さんがいいことを書いているぞ。」

 と切り抜きをもってきてくれたことを、このブログで紹介したことがあります。

 参考ブログ:『柳井正の希望を持とう』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e699038.html
 
 そのコラムがまとめられ、『柳井正の希望を持とう』という題名の新書になりました。

 この本は、2010年4月から1年間、朝日新聞土曜版「be」に掲載されたコラム『柳井正の希望を持とう』をベースにまとめられた本です。

 新聞のコラムだっただけあって、とても分かりやすい文章で、読みやすいです。難しいことは書いてありませんが、柳井正さんの心意気が感じられます。

 1972年、ご尊父の経営されていた宇部の「メンズショップ小郡」と「メンズショップOS」の二店舗を引き継いだことからユニクロの歴史は始まりました。
 
 普通の洋服店がなぜここまで成長できたのか、その秘密はこの本に書かれています。

 「これくらいの成長でいい。他社と同じくらいの安定成長でいい」とトップが言ってしまったら、社員の気がゆるんで、たちまちつぶれてしまう。大きな目的を持ち、私利私欲を超えて成長を続けることが個人と会社の存続にかかわってくる。

                        『柳井正の希望を持とう』より引用  

 

 私は自分の不甲斐なさを恥じながら読みました。

 たった二店舗の小さな洋服屋さんが、いま、世界のユニクロになりつつある・・・その夢のような、しかし現実の過程を想像していたら、元気が出てきました。

 

 参考文献:『柳井正の希望を持とう』 柳井正 (朝日新書)
 

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