身体が元気なときは落ち込めない

Hitoshi Yonezu

2011年06月23日 10:00

 齋藤孝さんの『今、そこにある苦悩からの脱出』より引用します。

 心の落ち込みをどうするかという前に、心に関わる時間を減らし、身体に関わる時間を増やしていくということが必要です。
 心の調子を良くするのが大変でも、身体の調子を整えると心が回復することがあります。身体の調子がいいときには、落ち込んだ心でいることの方が難しいからです。


                    『今、そこにある苦悩からの脱出』より引用

 
 斉藤さんは一日24時間のうち、三分の一くらいは身体に関わる時間にするべきだといいます。

 忙しい方は仕事や家事や家族との時間のために、身体に関わる時間をとることがなかなか難しいでしょう。

 友人たちの中にはスポーツクラブに入会して定期的にエクササイズしている方もいますが、私は身体に関わる時間の不足、運動不足を認識しています。

 もしも、気分が落ち込むようなことがあったら(ほとんどありませんが)、まずは身体からだと思えば、解決策が見えてきそうです。(私の場合だったら、くたくたになるまで走ろう・・・と思います。)

 悩み事があったとしても、もっと大きな悩みが出てくれば、前の悩みは悩みではなくなってしまうというのとも似ているかな・・・と思います。

 心がすっきりしないという方は、考えすぎてさらに悩んでしまうよりも、まずは身体を元気にすることを試してみてはいかがでしょうか。

 

 参考文献:『今、そこにある苦悩からの脱出』 斎藤孝 (KKロングセラーズ)
 

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