笑顔で接する

Hitoshi Yonezu

2010年09月30日 10:00

 人の命はけっして長いもんじゃありません。どんなに愛しあっても、また互いに理解があっても、また健康であっても、百年といっしょには生きられないんです。
 この現実を考えたら、時を同じくしてこの世の中に生きるお互いの人間は、だれかれなく、笑顔でもって接するのが当然でしょう。
 違いますか? 

                      中村天風著『君に成功を贈る』より引用



 私は、かたい人間で、笑顔が得意とはとてもとても申し上げられないのですが・・・世の中には笑顔が素敵な、感じのよい方がたくさんおられますね・・・
 
 中村天風さんは、日本人は妙に偏屈な考え方や気難しさがあるから、笑うのが下手なんだとおっしゃっています。

 アメリカへ行けば、知らない人でも街でニコッとして挨拶してくれることが多いです。日本でも、街を歩いていると、知らないアメリカ人らしき人と目が合うと、やあ、というような簡単な挨拶をしてくれます。
 アメリカの礼儀や社会風俗がよいかどうかは別として、挨拶だけに関しては、本当にフレンドリーだなと思います。

 このところ、国際関係において、吐き気を催してしまうようなひどい事件が起こっていて、私は新聞も読む気になれません。(テレビはもともと見ないです。)
 マスコミから入ってくる情報をうのみにしていると、国民は感情だけが高ぶって、冷静な判断を失います。そうなると、世論に動かされる政治においては、国益を損なうような交渉や判断がなされることも有りえるのです。

 私はインターネットで情報をたどって、この事件はどんな構図でどうなりそうなのか、おおよその見当を立てて、静観しています。

 話がそれてしまいました。人間は喧嘩するために生まれてきたのではないですから、笑顔で楽しく幸せに暮らせるのが一番です。

 国際関係においても、お互いのことをよく理解して、笑顔で仲良く協調していけたらよいですね。(その裏側は戦争ですからね。)


 

 参考文献:『君に成功を贈る』 中村天風述 (日本経営合理化協会出版局)
 

 参考CD:『積極性と人生』 中村天風 (天風会)
 

関連記事