困ったら本を読む
今でこそ私は、「心で思った通りに現象は現われる」と信じているのですが、社会人となったころは、やることなすことうまくいかず、とてもそのようには考えられませんでした。
しかし、そんな苦しい中でも、私は明るさと希望だけは失いませんでした。これが今日の私をつくったと思います。
(中略)
悩みはいつでも、誰でも、どこにでもあります。しかし、そういう状況の中でも、気分転換を図り、明日への希望と明るさだけは失わないようにしなければなりません。
稲盛和夫著『心を高める、経営を伸ばす』より引用
私は悩んだときや困ったときには、稲盛和夫さんや松下幸之助さんの本を読み返しています。何度も何度も読みます。
ことをなしとげた人たちは、私とは比べようのないほどたくさんの経験をされていて、大変な苦労をされています。
その言葉の中には、「あー、こう考えたらいいのか・・・」というヒントがあります。
「自分も似たようなことを経験しているんだな・・・」と頭の中で疑似的に体験することもできます。
日常では決して触れることができないような立派な方の考え方を、安価に簡単に知ることができて、本はとてもありがたいものだと思います。
『心を高める、経営を伸ばす』 稲盛和夫 (PHP)
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