『ちょいデキ!』を読んで

Hitoshi Yonezu

2010年08月10日 10:00

 『ちょいデキ!』は、サイボウズ株式会社の青野慶久社長が、経営や仕事についての考え方をまとめたものです。サイボウズは、グループウェアで有名な会社ですね。

 青野社長は、松下電工に勤務された後、仲間とともに、サイボウズ株式会社を設立し、東証一部上場の立派な企業に育て上げられました。

 東証一部上場企業の社長といわれれば、どんなにパワーのある人なんだろうと想像してしまいますが、この本を読んでみると、拍子抜けするくらい肩の力の抜けた方なのです。本当に謙虚な方です。

 例えば、青野社長は人と話すのは怖いと書かれています。

 相手が何を言い返されるか、どんな反応をするかわからないからだそうです。
 
 もし、相手が怒っていて、怖いと感じたら、その言葉を音として受け止め、その怒りの表情を画像として受け止めればよいといいます。

 ソフトウェアをつくってきた方らしい面白いとらえ方ですね。でも、私も実際に使えそうな気がします。

 ちょっとデキる人になれば、場合によっては、社会の役に立つ立派な企業を経営する経営者になれるかもしれない・・・

 一部上場企業の社長もそんなに遠くにいるわけではないのだな・・・

 青野社長には失礼かもしれませんが、私としては偉い人を身近に感じることができた本でした。

 

 参考文献:『ちょいデキ!』 青野慶久 (文春新書)
 

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