『ロックフェラーに翻弄される日本』を読んで
19世紀後半、巨大石油会社の経営を通じて世界を席捲したロックフェラー財閥。今でも勢力は衰えることがないという。
ロックフェラー財閥がどのような形で日本と関わっているのか、『ロックフェラーに翻弄される日本』に詳細に書かれている。
このような陰謀説的な書籍は、著者の方の調査の賜物ではあるが、真偽の確かめようがないので、「とんでも本」にされてしまうことも多い。
私も10年くらい前だったら、陰謀説の本は読む気がしなかった。
いまでは、政治やら経済やらいろいろ見ていくうちに、表を見ているだけでは理解ができないことも多く、もしかしたらそういうこともあるかもしれないな・・・という気持ちで読めるようになった。
狙われた日本の個人の金融資産、宗教と政治家の関係、日本の選挙とロックフェラーの関係、戦前にシベリアにつくられた極東共和国、日本からのODAの使い道などなど、びっくりする話がたくさん出てくる。
こういう見方もあるのか・・・と軽い気持ちでご参考になさってください。
参考文献:『ロックフェラーに翻弄される日本』 板垣英憲 (サンガ新書)
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