『新書がベスト』を読んで

Hitoshi Yonezu

2010年07月11日 10:00

 小飼弾さんは、投資家、ブログラマーであり、アルファーブロガー、読書家としても有名ですね。

 参考:小飼弾さんのブログ『404 Blog Not Found』
 http://blog.livedoor.jp/dankogai/

 このブログは書評を中心に書かれており、月間100万PVもあるそうです。

 その小飼さんが書かれた読書術の本が、『新書がベスト』です。(この本がベスト新書から出ているということとは全く関係がなく、新書が一番良いという意味です。)

 新書がベスト、というだけあって、読書は新書だけ読んでいればよいというのです。(新書とは判型103×182ミリのコンパクトな本のことです。)

 その理由がいろいろ書かれているのですが、私が最も納得したのは、新書というのはカバーがレーベルごとに統一されていて、装丁でごまかすことができないために、中身で勝負するしかないということです。新書になっているだけで最低限の品質基準を満たしていると考えてよいというのです。
 
 ハードカバーに限らず、一冊ごとに独自の装丁をする本は、どうしても1,000円以上になってしまいます。コストの面でも新書のほうがお得です。

 生きていくうえで、本を読むことが強みになるかどうかの境目は、1,000冊だそうです。

 そのために、新書を買う時には中身を選ばず、棚から数十冊をごそっととりだして、大人買いをするべきだといいます。

 そしてまずは10冊を読んでみる。これが読めなかったら、

 「残りの一生、情報弱者として搾取され続けながら生きてゆけばよいのです。」(引用)

 とおっしゃっています。

 読書しないと怖いですね・・・

 
 この本の後半部分は、小飼さんのおすすめする新書がレーベル別に紹介されています。

 何を読もうかと迷っている方には大変参考になります。(ただし、小飼さんは始めから人に勧められた本ばかりを読んではいけないとおっしゃっていますが・・・)

 小飼さんがすすめる本を眺めていると、自分の読書がいかに偏っているかが分かります。私も結構読書をしている方だと思っていましたが、小飼さんには全く歯が立ちません。
 
 もっと早く読もう、そして、理科系の本を少し読んでみようかな~と思いました。
 

 関連する私のブログ:『日経新聞の「読書の達人」面白いよ~』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e215558.html
 
 参考文献:『新書がベスト』 小飼弾 (ベスト新書)
  

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