気持ちが落ち込んでしまったら
気持ちが落ち込んでいる時は、過去の楽しい思い出を振り返ってみよう。あの時は嬉しかった、幸福だった、となつしかしんでいるうちに、それが知らず知らず潜在意識の中に入りこみ、やがて思ってもみなかった新鮮な感動が再び息づいてくる。
『いかにして自分の夢を実現するか』より引用
気持ちが落ち込んでい時には、誰もが悪い方へ悪い方へと考えてしまいがちだ。
普段なら想像もしないような最悪のパターンばかりを考えてしまう。
こころというのはコロコロしているから、起こった現象にすぐに反応してしまうのだ。
しかし、最悪だと思っているのは、自分の頭の中だけで、周りの世界は何も変わっていない。頭の中の一人芝居なんだ。
それが分かったら、悪いことを考えることは意味のない無駄なことだ、ということが分かるはず。
思い切って大きく引いて、大上段から、よいことを考えるようにしたい。
引用した文章のように、昔の楽しい想い出や成功体験を思い浮かべられるようになったら、気持ちは少し楽になるだろう。
悪いことを考えても、よいことを考えても、どちらを考えても、周りの世界にまったく変化はないのだ。
祈るのはよいが、祈ったからといってすぐにミラクルが起こるわけではない。
周りの世界は淡々と流れていく。
それなら、よいことを考えたほうが、楽に、幸せに生きられるではないか。
参考文献:
『いかにして自分の夢を実現するか』 ロバート・シュラー著 稲盛和夫監訳 (三笠書房)
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