クラウド・コンピューティング

Hitoshi Yonezu

2010年04月13日 10:00

 中小企業診断士の集まる式典で、祝電を読むが如く、欠席した診断士の先生からの近況報告が読まれた。

 その中で、司会者の方(この方も診断士)が、

 「私には、さっぱり、意味が分かりませんが・・・」

 と前置きして紹介したのが、

 「(前略・・・)私は、いま、クラウドITコンサルタントを目指して、がんばっております(・・・後略)」
 
 というものだった。

 中小企業診断士が200名以上集まる会だったが、クラウド云々を分かる人は少なかったようで、司会者の軽妙な前ふりの効果もあり、その文章が披露されると、一斉に大爆笑が起こった。

 私もクラウド云々の意味が分からなくて、笑ってしまったうちの一人である。

 隣に、ITにものすごく詳しく、難しい資格をたくさん持っておられる友人のY先生がおられたので、聞いてみようと思っていたが、いろいろな方とお話をしているうちに、聞きそびれてしまった。

 たまたま読みかけていた『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』に、クラウド・コンピューティングのことが詳しく書かれていた。

 クラウド・コンピューティングとは、インターネット上を、クラウド(雲)に見立て、クラウド内に点在するサーバーにデータ処理をさせるシステム形態のことである。これが進んでいくと、インターネットに接続することさえできれば、ソフトウェアもデータも手元のPCに保存する必要がなくなる。 

 クラウド・コンピューティングが分かったので、近況報告に出てきたクラウドITコンサルタントの意味も推察することができた。

 この本には、ツイッタ―とクラウドコンピューティングの可能性が詳しく書かれている。

 いままでもGmailやYahooなどを通じて、クラウド・コンピューティングには触れていたわけだが、もっといろいろな使い方ができそうだ。

 当社で大きな費用をかけて導入しようとしていた案件もこの方法である程度解決できるかもしれないと思った。

 iPhoneをもったので、ツイッタ―でもやろうかと気軽に読み始めた本だが、私のようにITに疎い者には大変参考になった。

 会社の組織をまとめたいと考えておられる経営者の方はぜひご一読くださいませ。このITは使えそうです。
 
 参考文献:『iPhoneとツイッターで会社は儲かる』 山本敏行 (マイコミ新書)
 

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