甘さと優しさ
甘さとは、その場凌ぎをすることです。「こんなこと言うと相手がかわいそうだ」「叱ったりすると恨まれるかもしれない」という気持ちが先に立ち、部下をしかるべきときに叱ることができないのは「甘さ」であり、優しさとはほど遠いのです。
小宮一慶著『社長の教科書』より引用
私の少ない経験の中でも、部下に対して甘かったために、悪い状況が当たり前だと思われるようになり、それがだんだんと増長し、最後には反乱されるという事態になったことがありました。
仕事はあくまで結果や成果で評価されるものです。結果や成果が出なければ、お客さまも、社員も、会社も、誰も喜びません。全員が損をします。
全員が幸せになるには、会社が業績をあげていくしかないのです。
時間をかけても結果や成果が出ないのなら、会社が決めた仕事の手順がおかしいのか、社員が手順を守っていないのか、どちらかに原因があります。厳しく追及していかねばなりません。
トラブルは、私が甘かったから、当然のごとくふりかかってきたのです。
すべては、社長としての役割を果たしていなかった自分に責任がありました。
参考文献:『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
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