頼まれごと
「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を一切口にしないという生活を3か月から6カ月続けていくと、「頼まれごと」が始まります。
「あなたにやってほしい」と頼まれたことは、基本的に全部引き受けていきましょう。ただし、単なる頭数合わせのための誘いや、すでに先約がある場合は断ってもかまいません。
頼まれごとが始まったら、ただひたすらにやっていくのが「頼まれごとの人生」です。そのように生きていると、自分がある方向のもとに使われていることに気がつきます。それが「使われる命」・・・・・・「使命」「天命」というものです。
小林正観『100%幸せな1%の人々』より引用
私の場合、もともと不平不満は言わないと思いますが、あるとき、頼まれごとが集中的に来てしまったことがありました。
そのとき、頼まれごとをされる度に受けてはおりましたが、他に問題を抱えておりましたので、心の中では本当に困っていました。
私は、たいてい、一番下っ端の位置にいますので、頼まれごとされたとき、拒否することは出来ないのです。
そうは思いながらも、頼まれごとを着実にこなしていくと、だんだん慣れてきて、途中から、「恐れていたほど大変なことでもないな・・・自分がしっかりやればいいだけなんだ」と思うようになりました。
仕事は仕事で、家のことは家のことで、頼まれごとは頼まれごとで、真面目にやっていれば、何とかなるものでした。
一年、二年と、だんだん任期を終えていくと、次に担当してくださる方も自然に現れて、引き継ぎすることも出来ました。
自分の容量が少し増えたような気がしました。
頼まれごとを次の人へお願いしたとき、快く引き受けて頂いて、私も頼まれごとを断らなくてよかったな、と思いました。
参考文献:『100%幸せな1%の人々』 小林正観 (中経出版)
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