『一流の人に学ぶ自分の磨き方』を読んで
スティーブ・シーボルドさんのご著書『一流の人に学ぶ自分の磨き方』を拝読いたしました。
シーボルドさんはアメリカの経営コンサルタントで、コンサルティング会社、ゴーブ・シーボルド・グループの代表を務めておられます。クライアントは世界中の有名企業で、そのセミナーは絶大な人気を博し、世界の講演者の収入上位1%に入っているそうです。
18歳まではジュニアのテニス選手としてチャンピョンを目指して全米を転戦し、プロとして活躍されていたこともあったそうです。
この本は、信念、勇気、努力、情熱、成長、規律、学習、感謝、謙虚、正義、忍耐、寛容の12章、177節にわたり、一流の人と二流の人の考え方、行動様式を比較し、一流の人になるにはどうしたらいいかを提案してくれるものです。
一つの節は1ページもしくは2ページにまとめられており、節の末尾には提案が付けられています。大変読みやすく編集されています。
一流の人、二流の人と区分けするところがなんとなく俗物的な感じがして、購入する気持ちにならなかったのですが、知人がよい本だと教えてくれたので読んでみることにしました。
原書も一流とか二流とか書いてあるのですかね?
一流の人は時間について毅然とした態度をとる。これは、生きている時間が有限であるという意識によるものだ。彼らを時間を最も貴重な資源とみなす。成功すればするほど断る機会が多くなるのは、依頼が増えて時間が足りなくなるのを懸念しているからだ。
『一流の人に学ぶ自分の磨き方』より引用
私は決して「一流の人」ではないのですが、時間を大切に使っていかないと何もできなくなる、ということを最近ひしひしと感じています。
依頼されていることが多いということもありますが、45歳になって先がだんだん短くなってきたという意識もあります。
私の知人には、絵を描くためにいろいろな会や長い付き合いをやめた、という人がいます。会や付き合いをやめなくてもその他の時間で絵は描けるでしょうに、と思うのですが、年をとってくれば複数のことを同時に進行するのは難しくなるのかもしれません。
強みに集中するということはそういうことなのかな、とも思います。
これからもこの本からいつかご紹介したいと思います。みなさまもご参考になさってください。
参考文献:『一流の人に学ぶ自分の磨き方』
スティーブ・シーボルト(著) 弓場隆(訳) (かんき出版)
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