自分がどう生きるか

Hitoshi Yonezu

2012年05月28日 10:00

 生前、小林正観さんに相談に来た方のほとんどは「周りの人をどうしたい」という内容だったそうです。

 小林正観さんの『100%幸せな1%の人々』より引用します。
 
 いずれの相談も、「自分がどう生きるか」ではなくて、「自分以外の人をいかに自分の思いどおりにするか」ということが、自分の「悩み」だと思っています。
 「自分以外のものを自分の思いどおりにする」という考え方を全部やめる。そして、目の前の人が、自分の考え、価値観、生き方と違うことを認めて、まるごと受け入れてしまう。他人のことよりも、「自分がどう生きるか」だけをまず考える、というのはどうでしょうか。

 何かを思いどおりにしようとはせず、その人がそういう人であることを認めてしまった方が、自分にとっても一番ラクだということです。

                 『100%幸せな1%の人々』より引用


 人のことをいろいろ言う前に、まずは自分の生き方をしっかりすること、それが先にやるべきことだ、ということです。

 理解はできるのですが、なかなか難しいことです。

 かつて私も人の問題で悩んでいたときには、原因は自分ではなくて相手にあるのだ、と思い込んでいました。
 なんとしても動かしがたい他人、他人をどうしたらいいのだろう?と考えていました。方法は見つかりませんでした。

 この本を読んだとき、他人の問題だと思っていたことは、実はすべて自分の問題なんだ、と気がつきました。

 自分の問題ならば、自分で直せばいいのです。道はある・・・・・・気持ちが楽になりました。

 愚痴を言う人は、ほとんど他人の愚痴ばかりを言っていると思います。配偶者や親や子供のことをいろいろ言います。

 その前に自分ではないでしょうか。

 他人のせいではない、自分がいけないんだ・・・・・・と思えば、もう少し楽になるように思います。

  


 参考文献:『100%幸せな1%の人々』小林正観(中経出版)
 

関連記事